◆家出人・失踪者−適切な対応策を！ （東北）
調査士会−東北相談センターでは、かねてより家出人や失踪者の事件・事故に巻き込まれる危険性を危惧し、警鐘を鳴らしてきました。しかし、世の中から家出や失踪がなくなることはなく、その適切な対応策も周知されていない状況です。先日も、一人の女性が家出人捜索願いを出されていたにも関わらず、殺人事件に巻き込まれるという悲しい事件が発生してしまいました。


【以下、毎日新聞より】

死体遺棄：放置された車から女性の白骨化遺体…京都

２０日午後２時５０分ごろ、京都府八幡市八幡吉原のスーパー「ラ・ムー八幡店」の店長から「放置されている軽乗用車から異臭がする」と府警八幡署に通報があった。署員が調べたところ、助手席に掛けられたコートの下から女性の遺体が見つかった。同日朝、この車に２０〜３０代の男が乗っているのを店長が目撃しており、同署は死体遺棄事件として男の行方を追っている。

　調べでは、同日午前７時ごろ、店長がこの男に「車をのけてくれ」と要求。男は「分かった」と言い、その後、姿を消した。遺体は一部白骨化しており、２１日の検視では目立った外傷はないものの、死因は不明で、２２日に司法解剖する。

　車はガソリンがなく、バッテリーも上がった状態だった。所有者は岐阜県瑞浪市の３０代女性で、今年１月４日に家出人捜索願が出ていた。同署は両親から事情を聴くとともに、ＤＮＡ鑑定を進める方針。

　スーパーの従業員によると、車は遅くとも今月６日から駐車されていた。不審に思った従業員が７日ごろ、男に氏名を書くよう求めると、男は住所、氏名、携帯電話の番号を記したという。

【以上、毎日新聞より】


◆家出人・失踪者−悲しい結末 （東北）
その後の警察の司法解剖により、上記事件の被害者女性と車の所有者は同一人物であることが判明しました。ということは上記事件の被害者は、1月に警察へ家出人捜索願が出されていたということになります。
家出人問題や失踪問題は、悲しい結末を迎えてしまうことも少なくありません。今回の事件のような凶悪犯罪に巻き込まれるケースも報告されています。その為、身内で家出や失踪状態が確認された場合は、警察に家出人捜索願を届け出るだけでなく、専門家に相談することが求められます。


※車内から女性とみられる遺体が見つかったスーパーの駐車場。

◆家出人捜索願だけでは足りない理由 （東北）
警察に家出人捜索願いを届け出ることは決して無駄ではありません。しかし家出人や失踪者が、「特別家出人」と認められない限り、警察では積極的な捜査は行ないません。「特別家出人」とは、認知症のお年寄りや自殺の可能性のある人物、誘拐や殺人などの事件に巻き込まれていると判断される人物のことを指し、公開捜査が行われることがあります。しかし、それ以外のケースは「一般家出人」に分類され、公開捜査などを行うことはできないのです。

◆家出人捜索願＋専門家の調査を！ （東北）
このことからも家出や失踪状態を確認した場合には、早い段階で探偵・興信所などの専門家に相談することが大切です。何故ならば、探偵・興信所による家出調査・失踪調査・行方調査であれば、どのようなケースの家出人・失踪者であろうと、事前情報がある限り積極的に探すことが出来るからです。
現在東北地方で、大切な人の家出問題・失踪問題にお困りの方は、調査士会−東北相談センターまでご相談下さい。上記事件は決して他人事ではありません。東北−無料電話相談センターでは、24時間無料でご相談に応じておりますので、手遅れになる前に早急にご相談下さい。


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